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【英語】最重要項目:英単語

今回は勉強への取り組み方ではなく,英語という科目について掘り下げようと思います.

もちろん,いかにして集中力・モチベーションをコントロールするかということは今後も引き続き書いていきますので,ご安心ください.

英語において最も重要なこと

「英単語」

英単語がわからなければ,もちろん英語を聞いても書いても理解することはできず,文の構造も理解できません.



例えば,"is"という単語を全く知らなかった場合,これを述語として理解できないので,

"This is a pen."

という文がどういう構成をしているのかも全くわからず,手の施しようがありません.


仮にこの場合,"is"がbe動詞で,その意味を知っているとします.

そうすると先程の文では,"this"と"a","pen"の意味を知らなくとも,

「"this"は"a pen"である」という文構造を理解することが可能になります.



文法やイディオムを知らなければ文を読めないじゃん,という方もいるかもしれません.

そういうのは,本当に初歩の初歩のものは単語と一緒に覚えてしまっていいと思います.
(not only ~ but also ~ など)

ですがそれらは組み合わせによっては単語の数よりたくさん存在し,それこそ数えきれなくなります.

逆に単語の持つ意味のイメージを簡単に覚えておくことによって,知らないイディオムでも意味を想像して英語を読むことも可能になります.

英語に苦手意識を持つ皆さんは,まずは英単語を覚えることを大事にして見てください.



暗記の方法

英単語の学習は,皆さん一度は経験しているかもしれませんが,終わりが見えません.

だからよくある方法として,覚えるまでなが~い時間をかけて暗記する,というやり方をする人がいます.

いますぐやめましょう!!


暗記は,非常に脳が疲れます.

そこに長時間の勉強という負荷を更に加えると,結果として集中力がとても下がってしまいます.

集中力が下がった状態の暗記は効率がとても悪く.最大の効果を発揮することができません.


暗記するためには,集中力を最大にする必要があります!

これはどの勉強にも言えることですが,肝に銘じておいてください.


ただし,めちゃくちゃ集中して覚えた英単語って,僕の経験上短期的な記憶には残るのですが,長期的な記憶には残りづらかったりします.

つまりどういうことかというと,単語を覚えることをめちゃくちゃ集中して行うことは,定期テスト対策としては有効な方法かもしれませんが,受験対策としては最適な方法とは言えません.



長期的な記憶として残っているものって,僕の経験上,無意識に,潜在的に覚えているものが多いと思います.

例えば,"cat(キャット)"という単語は,多くの日本人はすぐに"ネコ(ΦωΦ)"に翻訳できると思います.

でもこれって,ほぼ無意識に,潜在的に記憶していませんか?



なので僕は,どうにかして英単語を無意識に覚える方法はないかと考え,考案しました.

この方法は,非常に時間と集中力を使います.

もしやる場合はとてもリラックスした環境,体調でやることをおすすめします(笑)


潜在的に記憶させる英単語の勉強法

まず,単語帳とペン,ノートもしくは白紙を用意します.

単語帳を持っていない方は,教科書の単語でもひとまず十分です.

単語帳なのですが,私はZ会の速読英単語を使用しておりました.
簡単な用法が書いてあり,レベル別に分かれているのでおすすめです.

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語2上級編[改訂第4版]

速読英単語2上級編[改訂第4版]


ですが,どの会社もしっかり受験を見据えて作っておりますので,正直英単語帳はなんでも大丈夫です.

一つだけ注意事項としては,同じシリーズのものを一貫して使うことがいいと思います.

例えば,速単とキクタンを同時に使うというのはやめたほうがいいと思います.というのも,制作している会社が違うので同じ英単語が何度か登場してしまい,無駄な労力と時間を浪費してしまう可能性があるからです.



では具体的な方法です.


Step 1. まず,今日覚えるところを決める.
この時のポイントとして,集中力の続く限界の単語数で設定してください.

これが無意識に覚えることにつながってきます.

今回は例として見開き10個の単語が書いてある単語帳で,100単語を覚えたいとします.


Step 2. 日本語を隠して英語のみが見える状態にする.
赤シートやしおりなどを活用してください.


Step 3. 単語を見た瞬間に,悩まずにその単語のもつイメージを日本語で表現できるかを確認する.
これが大事です.例えば"cat"のような無意識で覚えている単語は,瞬間的に"ネコ(ΦωΦ)"のように日本語に変換できるはずです.

このタイミングで無意識で覚えている単語と,覚えていない英単語を分類します.

ここで,意味ではなく,単語のイメージとしたのは,例えば,"have"という単語の場合,"持つ"以外にも"食べる"など,複数の意味がありますが,どれも共通して"持つ"というイメージがあるかと思います.

なのでここでは特異な単語でなければ,おぼろげな単語のイメージが瞬時に出てくれば良しとします.



Step 4. 瞬間的に日本語に出来なかった単語のみ,ノートに縦に書き連ねる.
単語の横には,その単語の簡単な意味を書きますので,少しスペースを作っておいてください.

これを100単語最後まで一気にやってください.

もし,知っている単語ばかりであれば,すぐに終わると思います.

知らない単語だらけであれば,最初はかなりの時間を要すると思いますが...

そしてここで肝なのは,"覚えようとしないでください".

わからなかった単語は,ぱっと単語帳のその意味を見て,すぐに次の単語に移ってください.



(Step 4.5 小休止)
この方法は体力と集中力を消耗しますので,もし集中力が続かない場合は,このStep 4と5の間で一旦小休止をとっても構いません.
が,他のタイミングで小休止はとらないでください.


Step 5. ノートに縦に書き連ねた単語を1つずつ,何も見ずに瞬間的に日本語にできるかを確認する.
日本語にできる場合は単語の横に書いてください.

もし日本語に瞬間的に訳せなかった場合は,またその単語を続けてノートに書いてください.

そしてその単語の意味を単語帳で調べ,単語の横に書いてください.

Step 6. 日本語に訳す単語がなくなるまで繰り返す
Step 5まで行うと,潜在的に覚えていない単語がどんどん炙りだされていきます.

そしてStep 5で炙りだされた単語たちに対して,更にまたStep 3から繰り返します.

どんどん潜在的に覚えていない単語のみが 繰り返し意味の読み書きを行われることによって,潜在意識に植え付けていきます.

これを,すべての単語の意味が瞬間的に出てくるまで繰り返してください.



Step4.5がある理由は,意図的に記憶をおぼろげにさせていることにあります.

時間を少しとることによって,短期記憶にたよらず長期記憶で単語の意味を考えるようにさせるためにあります.




先にも言いましたが,ひじょーーーーーに集中力と体力を消耗しますので気をつけてください(笑)



少しわかりづらいかもしれませんが,わからなかったら,コメントにて連絡していただければ,もっと頑張って説明いたします!!



まとめ

ちなみに僕の場合なのですが,英語はあまり得意ではありませんでした.

2回目の大学受験の時,謎の自信により,直前まで英語の勉強を全くしてこず,本番2週間前に初めて赤本で英語の過去問を解きました.

その時は今でも覚えているのですが,単語がまったくわからず文が読めない,という状況に陥り,過去問ですが,得点率は10%ほどでした.

さすがにこれはまずいと思い,その時家にあった単語帳を全て引っ張りだし,それらを3日間,ずっと上記の方法で暗記し続けました.

その後同様に別の年の過去問を解いてみたら,得点率は70%ほどまで上がり,細かなイディオムなどは抜きにしてもほぼすべての単語を理解できる状態になりました.

そして安心して受験することができ,無事に合格しました.



単語はこのように努力次第ではなんとかなるものですし,それさえ覚えてしまえば大学受験程度の英文はたいてい読めるようになります.

まずは単語を覚えること,最重要課題としてやってみてください.


英文法やイディオム,リスニングの方法についてはまた後日投稿いたします.