英語に慣れる方法
先日知り合いの公立中学校の先生と,私の提案する勉強法についてお話をしました.
その先生曰く,
「これは勉強ができる子の勉強法だよ.」
と言われてしまい,勉強ができない子には当てはまらないんじゃない?,という感じのことを言われてしまいました.
私はそうは思いません.
先生も認めるような,成績が良い人の勉強法なんだから,逆にこの習慣,勉強法を真似することですべての人は効率よく成績を伸ばせると思います.
成績を伸ばしたいみなさん,ぜひこのブログを参考にして一緒に成績を伸ばしていきましょう!!
教科書という最強の相棒
英語という科目は,最近は小学校から導入され始めていますが,それでも多くの人が単語や文法を勉強し始めるのは中学に入学してからであると思います.英語を習い始めた当初は,きっと多くの人は日本語と大きく違う文法や発音,文構造に悩まされ,その結果として苦手意識を持ってしまいがちになってしまいます.
ではこれをどのように克服し,英語を定期テストや入試などで得点源とし,得意科目にしていくかということです.
もうすでにみなさんが持っている本で,対策できます.
それは,教科書です!
言語の例
例えば,以下のプログラミング言語があり,おそらく多くの中高生は読めないのではないでしょうか.
#include<stdio.h> int main() { printf("Hello World!\n"); return 0; }
それはそのはずです.
なぜなら,プログラミング言語というある一つの言語の文法や単語を知らないからです.
ちなみにこれはC言語というプログラミング言語で書いた,簡単なプログラムであり,ある種の外国語です.
英語も同様に考えて,文法や単語を知らなければ話すことはおろか読むこと,理解することはできません.また,逆に文法や単語のみを覚えていたとしても,それらの文の中での使い方を知らなければ当然文を作ったり読んだりすることはできません.
ではこれらをどのように効率よく学習するか.
私のおすすめする方法は,教科書を音読して覚えることです.何度も,何度も,覚えるまで繰り返しましょう.
以前書いた記事にはいかに教科書が大事かを書いたはずです.まだ呼んでいない方はぜひ呼んでみてください.
詳細は省きますが,教科書に書いてある英文というのは,教育の専門家たちが厳選したものが書かれており,どれも素晴らしいものです.センター試験はほとんどが教科書の分野から出題されることが往々に知られております.
また,中学校高学年の皆さんや,高校生の皆さんは,おそらく中学校の最初の方の英語の授業では,音読をさせられた記憶がめちゃくちゃ多くなかったですか?これは,理解する前に,先に英語とはどういうものかというのを口と耳に覚えさせようとして行っております.
こうして英語のベースをちゃんと覚えてしまった(気付いたら覚えていた)人たちは,きっと英語に対してストレスなく学習できたのではないでしょうか.逆にこの教科書音読の段階でつまずいてしまった人たちは,英語に対して苦手意識を持ってしまっていないでしょうか.
ひとつアドバイスをするとすれば,英語という言語は,非常に規則正しい文法で構成されているので,それに気付いてしまえれば,英語の文の構造が理解できないということはなくなると考えられます.
もちろん英語にも強調のための倒置法などがありますが,日本語ほど柔軟に使用することは,大学入試の段階まで見ても,文語的表現ではルールを逸脱することはほとんどありません.
例えば日本語で,
"私はりんごが好きです."
"りんごが好きだ."
"おれはりんごが好き."
など,多少文が変わっても意味は全て同じです.
逆に英語の場合は基本的に,
"I like an apple."
以外の構造は基本的に許されません.
また,日本語は完結している文と文を"〜で"などの文字で繋いでしまうことができますが,英語にそのような使い方では,少なくとも大学受験までではほとんど出題されないです.逆に英語の場合は基本的に一つの文の中には全体にかかる動詞というのは1つしかなく,それさえ見つけてしまえればどんなに長い文でも,それこそ主語や形容詞の意味を知らなくても分構造を理解することができ,意味を推測することも可能になります.
それにこの方法で英語を学習すれば,読むだけですから鉛筆・シャーペン・ノートなどは一切いらず,非常に経済的ですしね(笑)
大学受験期になると,私は教科書はほとんど覚えてしまっていましたので,別の本を買ってきて音読して覚えていました.
- 作者: 西きょうじ
- 出版社/メーカー: 代々木ライブラリー
- 発売日: 1993/09
- メディア: 単行本
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この本はどちらかと言うと,長文読解用の対策問題集のようなものなのですが,私はそれらを無視して長文を読み,覚えることを心がけていました.
受験生の皆さんもぜひ空いた時間にやってみてください.
無理に理解しようとしてやっているわけではないので,頭も疲れずやりやすいですよ!
(口は疲れますが(笑))
まとめ
英語は,とにかく慣れていないうちは教科書を読んで読んで読みまくってみましょう.
以前も書きましたが,教科書に無駄なことなんて1つも書いてありません.
それこそ昔中学校の先生が言っていましたが,中学校の英語の教科書に書いて有ることを全て完璧に理解できれば,外国人との基本的なコミュニケーションは無理なく行えるそうです.
英語上級者であっても,英語を読んで覚えることは有効な勉強法の1つです.
文の中で文法,熟語,単語がどのように使われているかを知ることができ,それを口と耳に覚えさせることができますので.
英語の成績が伸びないと悩んでいる皆さんは,まずは英語を読むこと,そして覚えることを心がけてみてください!